よもぎ餅あんぎゃ

よもぎ餅が好きなので出会ったよもぎ餅のブログをつくりました

川端道喜さんのひちぎり

御粽司 川端道喜

京都市営地下鉄 北山駅から東へ数分

公式Webサイト無、高島屋の一部店舗での販売はある。
(他の百貨店は今のところ見たことない)

『粽(ちまき)』と
『御菱葩(おんひしはなびら…と読むらしい)』が有名…らしい。

「らしい」なのは、どちらも一度も食べたことがないから。

『粽』は5本セットでその日中に食べられる自信がない。
1本ずつ売っているとの情報は今のところ見たことがないのと
1本でもいいですかー?が恐れ多くて電話で聞けない…

本当はよもぎを使った粽を食べてみたいのだけど
上記の理由から保留中…

『御菱葩』は一般人はすごい競争率の電話予約を潜り抜けて
年末の数日の間に受け取り…とのことなので難しくて未チャレンジ。

下鴨方面から徒歩で北上して行ったら一瞬通り過ぎてしまったぐらい
大々的にアピールしている店構えではなく、
お店を知っている人しか来店できないという印象。

商品の受け渡しスペースのみの店内なのであまり広くはなく、
初めて訪れると「ここでいいのかな…?」と少し戸惑うかも。

Googleの検索ではWebサイトがWikipediaに飛ばされる。
そのWikipediaの記載内容がとっても細かい。
私は社史を読んでいるのか?みたいなレベル。
でもおかげさまでたっぷり予習はできた。

 

ja.wikipedia.org

 

『ひちぎり』予約

恐る恐る電話にて予約。

京都タカシマヤにも定期的に卸されているようなので
そちらで予約することも考えた(dポイントつくしな…ていう)けど、

せっかくだしお店まで行ってみようと思ってお店にお電話。

思いっきり一見さんなのでどうしようとビクビクしながら電話したけど
お店の方はとてもやわらかい感じで、
頼む時期が早過ぎて逆に心配される。
(2月初旬にお電話しました…早過ぎ)

生菓子は1つから購入可能とのことでした。

何個にしようか電話中も迷い、結局3個を予約。

 

購入当日

購入日は3月5日(土)でした。

忘れちゃった…というかメモがどっかいった。

記憶があいまいだけどたぶん、たぶん

3月3日のひな祭りの日には今年は販売せず、
3月5日と6日の土日の販売

と仰っていたような……気がする。

天気も良かったので帰りは京都府立植物園の中を通ってみようと思い、
行きは北大路通から下鴨本通りを北上してみる。

ちなみに京都府立植物園は年パスが恐ろしくお得なのでとてもおすすめ。

www.pref.kyoto.jp

 

下鴨本通りをずっと北上して北山通に出る直前に
お店あったよなぁと思いながら歩いていたにも関わらず、
2,3歩通り過ぎてしまいました。

いつも始めて尋ねるお店は生で見て感動したいと思っているので
なるべくお店の写真などは検索せずに行っているのですが
川端道喜さんに関しては外観を検索していかないと迷うかも。

徒歩だったからまだすぐに気づけたな~という感じでした。

Wikipediaで予習していてものすごく老舗中の老舗だと知ったので
建物も現代風ではないと勝手に予想していました。

予習が足りなかった!

昭和の時代に移転されていたんですね。

このお店はなんのお店なんだろう…?
という外観からは判断しかねるお店が京都は多い気がする。

ネットやSNSがなかったら絶対にたどり着けていなかった。

店内に恐る恐る入ってみると奥から店員さんが出て来られて
すごく愛想よく、ご丁寧に対応してくださった。

受取をして、会計して、退店する。

常連さんだったら会話などもあるかもしれないけど
このシンプルさが私は特に居心地悪いとは感じなかった。

 

ひちぎりを食べてみて

京都に来てから色々なお店の生菓子を購入してみたけど

箱がめちゃくちゃ豪華!

たぶん5個入り用の箱を常時使用されているのか?

3個しか頼んでいないので2個分隙間が空いている。

受取ったときと退店するときに
「傾けずに真っすぐお持ちください」
と2回言われたのはこのためだったのか!と納得。

植物園でも気を付けて持ち運んでよかった。

箱には包装紙がかけられていて、さらにビニールで包まれている。

ビニールは粽の絵のシールで留められていて、そのシールがかわいかった。

一つ一つ丁寧に箱からお皿に移す。

なかなかな重さがある。

川端道喜さんのひちぎりの台は「忙しくて包んでらんない!」というのが
まさに表現されている形状。

台の先端が引きちぎられている。

実際に宮中に過去に納めていた川端道喜さんだからこそ
この由来に説得感があるなぁと思いました。

ひちぎりの台がまさしく「ひきちぎった」形状だったのは
私が今年食べた中では川端道喜さんだけでした。

よもぎ風味は抜群で、上に載っているあんこはそぼろ状。

1つ食べただけでお腹が満たされるぐらいしっかりした生地と重さ。

600円/個 というお値段はなかなかだけど、見て食べたら納得。

 

今年食べた引千切のなかでは一番早く予約したけど
食べたのは一番最後。