よもぎ餅あんぎゃ

よもぎ餅が好きなので出会ったよもぎ餅のブログをつくりました

嘯月さんの草餅

嘯月(しょうげつ)

京都市営地下鉄 北大路駅から徒歩10分弱。

住宅街の中にお店を構えていらっしゃる。

【川端道喜】さんもそうだけど、【嘯月】さんも
「ここがお店ですよー!」
という感じでアピールされていないので、
和菓子に興味がなければなかなか気づかないお店構え。

というのも、【嘯月】さんはなんといっても ”完全予約制”。

電話で前日までに予約をして受取時間をお伝えすると、
その時間に合わせてお菓子を作ってくださる。

【川端道喜】さんと同じスタイルで、
時代が時代なら両店ともいわゆる「一見さん」は
たどり着くのが難しかったと思う。

ほんと、ネットとSNSあってよかった~!

www.kyomeibutuhyakumikai.jp

 

【嘯月】さんは【とらや】さんで修行された職人さんが
独立されたお店だそう。

だからか!と納得したのは
【とらや】さんのひな祭りのお菓子の名前は『あこや』で
【嘯月】さんも『あこや』なんです。

形はすこし違うけど色合いは同じ。

緑、桃、白の土台にそれぞれあんこが載っています。

【とらや】さんの方が『ひちぎり』の形に近くて、
【嘯月】さんはあんこが直方体?全体的に横長になっている。

あこや貝が真珠を抱え込むように、
下の台があんこを抱え込んでいるようなかわいい感じ。

【嘯月】という名前も【とらや】さんを
リスペクトしてつけられたお名前だったんですね。べんきょう。

あと【嘯月】さんは食べログの受賞歴がすごい。

だからか観光客の人が【嘯月】さんの紙袋を持って歩いているのを
たまに見かける。

高島屋の関東の店舗で京都航空便なるものがあるらしいけど、
それにも【嘯月】さんは出店されることもあるよう。

 

『草餅』予約

京都の老舗あるある…そう。HPもSNSもない!

【嘯月】さんもまさしくそうなので、
どんなお菓子がいつから販売されているかが
非・常連にはわからない…!

なのでお電話する時は商品を探るところから始まる。私の場合。

草餅もいつからかわからなかったし、
そもそも今年も販売されるかというのがわからなかったので
とりあえず電話したのが2月中旬らへん。

結果、早過ぎ。(【川端道喜】さんと同じパターン)

お店の方(この時は若い女性の方)に聞くと
たぶん早過ぎて把握されていなくて、
電話の向こうで別の方に聞いていました。ごめんなさい!

草餅は3月~4月ぐらいで具体的な発売日は決まっておらず、
また3月に入ってからどうぞ~

ということでした。

なので、お電話第1弾は予約することなく終了。

3月まで待ちました。

そして3月のひな祭りシーズンが終わって少ししてからお電話第2弾。

この時は年配の女性が対応してくださって、
草餅は既に販売開始済み、とのことだったので予約。

【嘯月】さんと言えば!な『季節のきんとん』
も合わせて注文しました。

 

購入当日

【嘯月】さんは地下鉄からもバス停からも近いので、
車乗りじゃなくても比較的行きやすい店舗。

お店がある場所は思いっきり閑静な住宅街で路駐はNGなので
むしろ徒歩や自転車の方が行きやすいかと。

お店は角地にあって、入口は西側にあります。

のれんがかかっているので西側から来たら通り過ぎることはなさそう。

私はいつも東側から向かうので、
西側に回り込んでのれんが見えるまで半信半疑になってる。

お店はでショーケースなどはなく、受取のスペースのみ。

扉を開けて入った時に店員さんがいることは今までなくて、
こちらからお声がけするか、店員さんが気づいて
受け渡しのスペースに来られるかのどっちか。

お名前をお伝えしたらお菓子の入った紙箱の蓋を開けて
中身を確認してくださいます。

そしてお会計を済ませて終わり。

【川端道喜】さんの時もそうだったけど滞在時間が本当に短く、
コロナ禍ではとても良い販売形態だなぁと思いながら帰宅。

 

『草餅』を食べてみて

お上品…これがお茶席でもいける草餅かぁ…

形は丸くて、上の面には焼き色がついていてかすかに香ばしい。

中はこしあんよもぎ感は強すぎず弱すぎず。

お菓子の名前は『草餅』で庶民的なお名前だけど
上生菓子を作っているお店ではこうなるのかぁ…と。

大きさもお上品な感じなので
庶民的に食べると一口でいけてしまう。

なので今回は1個しか頼まなかったけど
来年は3つはいけるかなと思ってしまった。